カテゴリ:薬( 22 )

ステロイド薬について その6

しかし、ステロイド処方は薄氷を踏む思いで

今回でステロイド外用薬の話は最終となります

前回までの内容のまとめになりますが、ステロイド処方は適正に使用しない限り、
ステロイド外用薬で毛細血管拡張や皮膚萎縮が起こることは事実ですので、その処方と
フォローにあたっては慎重でなければならないことは言うまでも有りません。
ステロイド外用では裁判もあったことを銘記するする必要があります。ステロイドを処方する医師
は「過度の心配」にも「過度の安心」にも陥ってはなりません。ステロイド外用薬は安易に
処方すべきものではないのです。患者さんの心の片隅にはちょっとした心配感が残っている
事も知っておかねばなりません。
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by flower-pha | 2007-05-07 10:35 |

ステロイド薬について その4

糖尿病になるのか?

ステロイド内服では有り得ますが、外用では特殊な状況
(全身の皮膚が炎症を起こしているなど)において肥満などの危険因子のある人が極端
に大量のステロイド外用しない限り起こり得ません。


白内障になるか?

内服と異なり外用では起こりません。ステロイドが使用されていない昔から、アトピー性
皮膚炎では若年性白内障が多い事が知られていました。炎症により目の周囲を激しく
掻いたり、叩いたりすることが、目に障害を来す原因とされています。
但し、目の周辺にステロイドを外用すると眼圧が上がる事が報告されており、ステロイド外用は
炎症が強い時にのみにとどめた方がよいでしょう。
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by flower-pha | 2007-04-25 14:42 |

ステロイド薬について その3

ステロイドを塗って日に当たってはいけないのか?

これも前回と同工異句ですが、ステロイドにより色が付くことは有りません。
逆に「ステロイドを塗っておくと紫外線照射で色が黒くなるのを予防できる」と言う
実験データがあります。


副腎機能が抑制されるか?

ステロイド内服と違い、幼少児などで大量かつ長期に使用しない限り、ステロイド外用により、
症状が出るほどの副腎抑制はめったに起こらないことが確認されています。
内分泌系の検査データはよく変動します。
僅かの検査データの変動と真の副腎抑制とは異なります。
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by flower-pha | 2007-04-23 14:37 |

ステロイド薬について その2

ステロイドを塗ると色が黒くなるか?

これは日本においてのみ語られている事で、外国の医師に言うとビックリします。
ステロイド外用薬により「皮膚の色が抜ける」と言う副作用については以前から多くの
論文がありますが、「色がつく、あるいは黒くなる」と言う報告はありません。ステロイド
外用薬使用の有無に関らず、炎症が治まると「炎症後色素沈着」が起こりますが、
「ステロイドを塗って色が付いた」と誤解されているのが、実情です。
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by flower-pha | 2007-04-19 13:44 |

ステロイド薬について

ステロイド剤の処方について色々と間違った情報が有ると思われますので
今回からステロイド外用薬処方についての情報を数回に分けてお届けいたします
(関西労災病院皮膚科 幸野 健先生よりの転記です)

ステロイド論争が残した影

20世紀末の日本の皮膚科学史を特徴付けるものがあるとしたら「ステロイド論争」に
尽きるでしょう。「ステロイドを外用すべきではない」、「いや絶対使用すべきだ」と喧々諤々の
論争が続けられました。世紀末になり、やっと「ステロイドは適正に使用すべき」と言う事で落ち着いてきました。しかし、いまだに、この問題が医師・患者様の関係に影を落としていることを実感いたします。
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by flower-pha | 2007-04-18 09:24 |

タミフルについて

最近新聞報道でも知らされていますが、今日中外製薬から緊急安全情報が来ましたのでココに転記します

10歳以上の未成年者の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発言し、転落等の事故に至った例が報告されている。このため、この年代の患者には、合併症、概往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控える事。
また、小児・未成年者については、万が一の事故を防止する為の予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は
① 異常行動の発現の恐れが有る事
② 自宅において療養を行う場合、少なくても2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて患者・家族に対し説明を行う事。

なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状があらわれるとの報告があるので、上記と同様の説明を行う事。



新聞報道でタミフルについてヒートアップした報道がありますが、タミフルは条件さえ
合えば、即効的に効く薬であることも否めません
患者様におかれましては、その辺りの情報を冷静に判断され、対処されるよう
宜しくお願いします
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by flower-pha | 2007-04-06 15:57 |

インフルエンザの薬

最近タミフルの服用について事故が起こっていますが、厚生労働省及びメーカーからタミフルの服用の注意事項の連絡が有りましたので、掲示します。

2月28日、厚生労働省より、医療関係者に対してインフルエンザ治療開始後の注意事項について通知が発出されました。

《以下 抜粋》
● 中学生の転落事故の2件についてタミフルとの関係を含めて十分な行う事としています。
● タミフル使用と精神・神経症状に起因するとみられる死亡との関係については否定的とされている事ながら、現段階で現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えておりませんが、今シーズンは更に詳細な検討調査を実施しています。
● 以上の事からタミフルと死亡との関係については、否定的とされてますが、小児・未成年者については、自宅において療養を行う場合に医療関係者は患者・家族に対し十分な説明を行っていただきたい。

① 異常行動の発現のおそれについて説明すること
② 少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならない様配慮することが
  適切であると考えられます。

と言う事から小児・未成年者の方にタミフルが処方された時は2~3日間は十分に行動についてご注意願います
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by flower-pha | 2007-03-12 11:54 |

最近の胃腸風邪

本日付の中日新聞に最近流行りつつある胃腸風邪についての記事が
掲載されてましたので、以下に転記します。

11月の最終週の1週間で感染性胃腸炎が全国で6万人の報告がありました。

しつこい下痢や嘔吐を引き起こす、主にノロウイルスが原因と見られる感染性
胃腸炎が全国で急増し、11月下旬の一医療機関辺りの患者報告数が、1981年の調査
開始以来最多を記録した事が、国立感染症研究所の集計で18日明らかになった・・・

ノロウイルスとは : 冬に多発する感染性胃腸炎の多くを占める病原体。
生カキなどの貝類からの感染が知られるが、感染者の吐いたものや便からも広がり、
感染力は極めて強い。症状は一日数回から10回以上も繰り返す嘔吐や下痢。
治療は水分補給など対処療法しかない。

対策については 石鹸による手洗いの徹底 と記事には書いてありますが

ウガイ・手洗い・疲れを残さない・規則正しい生活 で感染しないよう気をつけましょう!
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by flower-pha | 2006-12-09 08:43 |

薬の正しい使い方 その2

前回の続きになりますが・・・

4.服用時の注意を守ろう。

錠剤 ・ カプセル剤:胃では溶けず、腸で始めて溶けて効くように作られたものが
      あります。
      むやみに噛んだり潰してはいけません。乳幼児には原則として使用しません。
液剤 ・ 主成分が沈んでいたりしますので、よく振ってから飲みましょう。薬を汚染する
      原因となるので、瓶に直接口をつけたり、飲むときに使ったスプーンを薬の入った
      容器に入れては成りません。又目薬の容器の口を直接目に
      つけてはいけません。

5.併用を避けよう。

薬を併用すると、お互いの作用が弱くなったり、強くなったりして期待する効果が得られない
事があります。又思わぬ副作用が現れたり、適切な診療の妨げになる事があります。
他の病院、医院にかかる時、必ずそのことを医師に伝えましょう。

6.高年齢者の薬の使用は特に注意しよう。

お年寄りは、血圧の薬や心臓の薬など、薬を併せて使用することが多くなります。
使用期間も長くなりがちです。また、お年寄りはどうしても肝臓、腎臓などの働きが弱く
なってしまいます。
この為薬の作用が強く出すぎたり、思わず副作用が出る事があります。
したがって、お年寄りには、薬の量など特にその使い方に注意する
必要が有ります

医師・薬剤師などの専門家から十分に説明を受けて、正しく使いましょう。

当フラワー調剤薬局では気楽に相談に乗ります
又 E-mailでも相談を承りますので、遠慮なく 
flower-pha@exite.co.jp   まで相談下さいませ

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by flower-pha | 2006-11-27 18:06 |

薬の正しい使い方 その1

1. 添付文書(能書)など必ず読もう
添付文書などには、用法・容量、効能・効果などのほか、使用上の注意、副作用が
記載されてあります。 必ずよく読んでから使用する習慣をつけましょう。

2.用法・容量を正しく守ろう
薬の作用には、使用量と深い関係が有ります。ある量以下では作用が現れないし、ある量
以上では有害な作用を生ずる恐れが有ります。定められた通りの用法・用量を守りましょう。

3.服用時間を守りましょう
薬は、それぞれ定められたりした時間に飲まないと効果が無かったり、副作用が
生じる事が有ります。

食前:胃の中に食べ物が入ってない時(食前1時間~30分)
食後:胃の中に食べ物が入っている時(食後30分以内)
食間:食事と食事の間の事で、例えば朝食と昼食の間。 
食事中に服用するという意味では有りません
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by flower-pha | 2006-11-21 14:46 |