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どおして大人のニキビは治りにくいのか

大人のニキビは前述したような一般的な治療に抵抗性ですが、それは通常の治療に比較的反応する思春期のニキビと同等に扱い、治療するところに問題があると思われます。
大人のニキビでは、その背景にアンドロゲンを中心とするホルモンに異常があることが近年わかってきました。精神的ストレスや肉体的ストレスにより、副腎由来のアンドロゲンが増加し、それにより皮膚の毛穴閉塞を促すという発症機序が推測されています。よって大人のニキビには抗アンドロゲン治療が有効であり、アンドロゲンを低下させる低用量ピルが効果的です。

最後に
ストレスが大人のニキビの発症と深く係わっています。欧米と同様にストレス社会の日本においても、ますます大人のニキビで悩む患者さんが増加していくと考えます。
大人のニキビの病態は男性化微候の1症状であり、青春のシンボルのニキビとは違う病気だという事を認識してほしいと思います。
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by flower-pha | 2007-08-27 14:32 | 病気情報

おとなのニキビの特徴

この病気には5つの特徴があります。


① 20歳代から30歳代の1日中パソコン業務をしているような多忙な職業に
   就いている女性に多い
② 顎部や首に大きなしこりや膿疱を認める
③ 月経前に症状の増悪がある
④ なぜか思春期ににきびがなく、思春期を過ぎてから発症するケースが多い
⑤ 内分泌的背景に高アンドロゲン血症を高頻度に認める


大人のにきびの典型的臨床像は、下顎等に大きな丘疹、膿疱があり、鼻や額が
好発部位の思春期のニキビはこの点で異なります。
この特徴を知れば、診断は簡単です。

にきびの治療

一般的に、炎症性病変と非炎症性病変に分けて、にきびを治療します。
非炎症性の個疹には、洗顔の指導や硫黄ローションの外用薬が基本です。
また、理学的な治療としてケミカルピーリングも行われています。
炎症性個疹の治療は、抗菌剤の局所外用治療が第一選択で、それでだめなら抗生物質
の全身内服治療が用いられます。
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by flower-pha | 2007-08-17 16:46 | 病気情報

大人のにきび 

今回から大人のにきびについての文献から紹介します
なお文献は相澤クリニックの相澤浩先生によるものです

はじめに

痤瘡(ざそう)は一般的には”ニキビ”といわれ、思春期の男女の80%にできるありふれた
病気ですが、皮膚科としても、ありふれた病気の為、軽く見られがちです。
この病気を生理現象のひとつとして捉えることもできますが、症状の強い場合は皮膚疾患
として考えなければ成りません。にきびで悩んでいる人は、想像以上に多いのです。
さらに顔面に症状が出来る為、患者さんにとって深刻な問題でもあります。
にきびは、患者さんが医師の診察を受ける場合、皮膚科以外を受診することも多く、
一般臨床医が診察にあたる機会の多い病気です。そのため、この病気を正しく理解し、
適切な治療法を理解する事が大切です。
また、にきびには青春のシンボルとも言われ、思春期に好発されると
されてきましたが、女性では思春期を過ぎても治癒しない高年齢のにきびや、
思春期後に初めて発祥する”大人にきび”が最近増加しています。
このような大人にきびを「青春期後痤瘡(ざそう)」と呼びます。

次回は、最近増加傾向にあるこの大人にきびについての話を書きます。
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by flower-pha | 2007-08-04 14:31 | 病気情報