ステロイド薬について その6

しかし、ステロイド処方は薄氷を踏む思いで

今回でステロイド外用薬の話は最終となります

前回までの内容のまとめになりますが、ステロイド処方は適正に使用しない限り、
ステロイド外用薬で毛細血管拡張や皮膚萎縮が起こることは事実ですので、その処方と
フォローにあたっては慎重でなければならないことは言うまでも有りません。
ステロイド外用では裁判もあったことを銘記するする必要があります。ステロイドを処方する医師
は「過度の心配」にも「過度の安心」にも陥ってはなりません。ステロイド外用薬は安易に
処方すべきものではないのです。患者さんの心の片隅にはちょっとした心配感が残っている
事も知っておかねばなりません。
[PR]
# by flower-pha | 2007-05-07 10:35 |

ステロイド薬について その5

骨粗鬆症になる?

以前、「ステロイドの長期吸入」による骨密度低下が問題視された頃、外用でも憂慮された
ことがあります。「ステロイド外用で骨密度低下が見られた」と言う論文が有る事は
有るのですが、老人や閉経後の女性、ステロイド内服患者も含めた研究で、あまり当てに
ならないものです。大量のステロイドを長期外用しても、吸入程にはステロイドの血中濃度が
上昇しないので、骨粗鬆症の心配も杞憂と考えてもよいでしょう。
[PR]
# by flower-pha | 2007-05-01 17:14 | 健康情報

ステロイド薬について その4

糖尿病になるのか?

ステロイド内服では有り得ますが、外用では特殊な状況
(全身の皮膚が炎症を起こしているなど)において肥満などの危険因子のある人が極端
に大量のステロイド外用しない限り起こり得ません。


白内障になるか?

内服と異なり外用では起こりません。ステロイドが使用されていない昔から、アトピー性
皮膚炎では若年性白内障が多い事が知られていました。炎症により目の周囲を激しく
掻いたり、叩いたりすることが、目に障害を来す原因とされています。
但し、目の周辺にステロイドを外用すると眼圧が上がる事が報告されており、ステロイド外用は
炎症が強い時にのみにとどめた方がよいでしょう。
[PR]
# by flower-pha | 2007-04-25 14:42 |

ステロイド薬について その3

ステロイドを塗って日に当たってはいけないのか?

これも前回と同工異句ですが、ステロイドにより色が付くことは有りません。
逆に「ステロイドを塗っておくと紫外線照射で色が黒くなるのを予防できる」と言う
実験データがあります。


副腎機能が抑制されるか?

ステロイド内服と違い、幼少児などで大量かつ長期に使用しない限り、ステロイド外用により、
症状が出るほどの副腎抑制はめったに起こらないことが確認されています。
内分泌系の検査データはよく変動します。
僅かの検査データの変動と真の副腎抑制とは異なります。
[PR]
# by flower-pha | 2007-04-23 14:37 |

ステロイド薬について その2

ステロイドを塗ると色が黒くなるか?

これは日本においてのみ語られている事で、外国の医師に言うとビックリします。
ステロイド外用薬により「皮膚の色が抜ける」と言う副作用については以前から多くの
論文がありますが、「色がつく、あるいは黒くなる」と言う報告はありません。ステロイド
外用薬使用の有無に関らず、炎症が治まると「炎症後色素沈着」が起こりますが、
「ステロイドを塗って色が付いた」と誤解されているのが、実情です。
[PR]
# by flower-pha | 2007-04-19 13:44 |

ステロイド薬について

ステロイド剤の処方について色々と間違った情報が有ると思われますので
今回からステロイド外用薬処方についての情報を数回に分けてお届けいたします
(関西労災病院皮膚科 幸野 健先生よりの転記です)

ステロイド論争が残した影

20世紀末の日本の皮膚科学史を特徴付けるものがあるとしたら「ステロイド論争」に
尽きるでしょう。「ステロイドを外用すべきではない」、「いや絶対使用すべきだ」と喧々諤々の
論争が続けられました。世紀末になり、やっと「ステロイドは適正に使用すべき」と言う事で落ち着いてきました。しかし、いまだに、この問題が医師・患者様の関係に影を落としていることを実感いたします。
[PR]
# by flower-pha | 2007-04-18 09:24 |

タミフルについて

最近新聞報道でも知らされていますが、今日中外製薬から緊急安全情報が来ましたのでココに転記します

10歳以上の未成年者の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発言し、転落等の事故に至った例が報告されている。このため、この年代の患者には、合併症、概往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控える事。
また、小児・未成年者については、万が一の事故を防止する為の予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は
① 異常行動の発現の恐れが有る事
② 自宅において療養を行う場合、少なくても2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて患者・家族に対し説明を行う事。

なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状があらわれるとの報告があるので、上記と同様の説明を行う事。



新聞報道でタミフルについてヒートアップした報道がありますが、タミフルは条件さえ
合えば、即効的に効く薬であることも否めません
患者様におかれましては、その辺りの情報を冷静に判断され、対処されるよう
宜しくお願いします
[PR]
# by flower-pha | 2007-04-06 15:57 |

インフルエンザの薬

最近タミフルの服用について事故が起こっていますが、厚生労働省及びメーカーからタミフルの服用の注意事項の連絡が有りましたので、掲示します。

2月28日、厚生労働省より、医療関係者に対してインフルエンザ治療開始後の注意事項について通知が発出されました。

《以下 抜粋》
● 中学生の転落事故の2件についてタミフルとの関係を含めて十分な行う事としています。
● タミフル使用と精神・神経症状に起因するとみられる死亡との関係については否定的とされている事ながら、現段階で現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えておりませんが、今シーズンは更に詳細な検討調査を実施しています。
● 以上の事からタミフルと死亡との関係については、否定的とされてますが、小児・未成年者については、自宅において療養を行う場合に医療関係者は患者・家族に対し十分な説明を行っていただきたい。

① 異常行動の発現のおそれについて説明すること
② 少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならない様配慮することが
  適切であると考えられます。

と言う事から小児・未成年者の方にタミフルが処方された時は2~3日間は十分に行動についてご注意願います
[PR]
# by flower-pha | 2007-03-12 11:54 |

風邪の予防 換気

部屋の換気について

換気が不十分な部屋に長時間いると、ウイルスに接触する可能性が高くなります。
一つの部屋にいる人数が多いほど、その可能性は高くなります。ウイルスは、感染者の
せきやくしゃみにより、気道分泌物とともに周辺に飛散します。そのほとんどは床に落下しますが、空気中に数時間浮遊すると言う報告もあります。そのため、家庭内に発病者がいる場合は、一日数回は室内の空気を入れ替えをし、室内のウイルスを少なくするのが、よいでしょう。
空気洗浄機を利用する事も効果が有ります。
[PR]
# by flower-pha | 2007-02-15 13:45 | 病気情報

風邪の予防 うがい

今日はウガイについての投稿です

ウイルスは主に手を介して口の中に運ばれるか、感染者により飛散したウイルスを呼吸により鼻や口の中に吸い込む事によって運ばれます。多くのウイルスは気道の粘膜上皮細胞に付着し、侵入、増殖し始めます。付着してから増殖までのスピードが速いウイルスもあるので難しい面もありますが、気道に到着したウイルスを排除できる可能性として「うがい」が挙げられます。
又気道が乾燥し荒れているとウイルスが侵入しやすくなりますので、保湿する意味でもウガイは適しています。

<うがいの仕方>
・ 水又はうがい用消毒薬希釈液を用意する
・ 1回目は食べ物カスを取り除く為に口の中で強くゆすぐ
・ 2~3回目は上を向いてのどの奥を15秒程度うがいする

上手にうがいが出来ない子供の場合は、ゆすぐだけか、飲み込むだけでも
効果はあります。
a0074747_852018.jpg
[PR]
# by flower-pha | 2007-02-05 08:45 | 病気情報